水曜日, 12月 24, 2025

プライドの高い従業員と信頼関係をつくるには?(山本晴義医師)

■Dr.山本 19万件のメール相談から読みとく働く人のメンタルヘルス

Q プライドの高い従業員と信頼関係をつくるには?【35歳男性、内装工務店代表】

数年前に父が急に亡くなり、昨年、家業を継ぐことになりました。約30人の社員の多くは自分より年上で、職人気質の技術者はプライドが高い人も多く、事業承継する前は数年間専務として一所懸命技術も学んできましたが、なかなか信頼関係をつくることに難しさを感じています。いっそのこと社員とは距離をとったほうが楽になるのでしょうか。

Answer

山本 晴義(やまもと・はるよし) 横浜労災病院勤労者メンタルヘルスセンター長
1948年東京生まれ。72年東北大学医学部卒、医学博士。東北大学医学部附属病院などを経て、98年から現職。2000年に始めた「勤労者こころのメール相談」は25年間で相談件数19万件に達する。日本医師会認定産業医。日本心療内科学会功労会員。

メール拝見いたしました。お父様の急なご逝去によって事業を継ぐこととなり、さぞかしご苦労やご不安も多いこととお察しします。

特に30人もの社員を抱え、その多くがご自身より年上であり、しかも職人気質の技術者が多い環境は、プレッシャーも一層大きいことでしょう。

数年間専務として技術も一所懸命学んでこられた、その誠実な姿勢は必ず社員の方々にも伝わっていると思います。しかし、経験やプライドが高い技術者ほど、若い後継者への信頼を一足飛びで寄せるのは難しい場合もあります。

尊重しつつも意志伝え

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