出産や育児以外でも、休暇を取得する社員の業務を代替する「支え」に対し、手当の支給などで「報いる」動きが広がっている。
プレスリリース配信のPR TIMES(東京都港区)は、勤続7年以上の正社員と契約社員を対象に、23日間連続という長期休暇の取得を可能にする「サバティカル休暇」を制度化した。過ごし方は自由で、休暇開始3カ月前までに申請して、夏季や年末年始を避けて有給休暇として23連休を取得。社員同士が快く支え合い、通常の業務に支障が出ないようにするために整備したのが、業務代替者へ支給する賞与だ。
支える社員の協力があってこそ長期休暇が成り立つとの前提に基づき、貢献に対するねぎらいとして業務代替者1人当たり5万円の賞与を最大5人まで支給する。休暇取得者にはあらかじめ、自身の担当業務と想定する業務代替者を申請してもらい、部門長と人事部門の協議で担当者を決定。6月には早くも休暇取得1号が出ており、制度の運用が始まっている。


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