育児はもちろん、介護や療養などのライフイベントに対応するため、柔軟な働き方を整備する企業が増えている。キャリアを断絶せずに、安心して長く働いてもらう狙いがある。
総合広告業の電通ランウェイ(東京都港区)は1月から、「キャリアと子育ての両立サポート制度」のトライアル導入を開始。社員の志向やライフスタイルに合わせることが可能な制度を、大きく分けて2つ整備した。
まず7時間勤務と割増見合手当20時間の通常勤務、6時間勤務または5時間勤務で割増見合手当がない時短勤務からなる勤務パターンについて、新たに選択肢を増やす。新設するのは、タイプA「時短6時間+割増見合10時間」、タイプB「7時間勤務+割増見合10時間」の中間的な2つの働き方で、ともに残業を想定しないものの、自動的に割増見合手当10時間分を付与。従前の時短勤務は通常勤務との年間給与差が約39%あるが、タイプAで約21%、タイプBで約8%に縮小する。
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