2023年に労働基準関係法令違反が疑われる自動車運転者を使用する事業場3711カ所に監督指導した結果、3049カ所で法令違反を認めたことが厚生労働省の調べでわかった。同時に1999カ所で、改善基準告示の違反も確認した。
労基法令の違反率は前年比0.8㌽減の82.2%と、2年ぶりに低下した。業種別では「トラック」こそ同1.2㌽減の81.6%に改善したが、「ハイヤー・タクシー」が同1.8㌽増の90.0%、「バス」が同3.9㌽増の80.3%とともに悪化。違反事項別にみると「労働時間」が46.9%で最も高く、21.2%の「割増賃金の支払」などを大きく上回った。
■バスで総拘束時間違反率が急増も
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