メンタル不調者が増え、対策に頭を悩ます企業は多い。職場復帰支援に注力しがちだが、メンタル不調に繋がるストレスの芽を摘み取る「0次予防」こそ本筋といえる。
チューリッヒ生命が有職者1千人の回答を集計した調査によると、ストレスによる精神面の不調・不安を42.4%が「感じる」と回答し、「感じない」の25.6%を大きく上回った。どんなストレスから不調などを感じるかを問うと、「経済面の不安」が43.2%、「職場での人間関係」が42.7%で多かった。
日本生産性本部が上場企業169社の人事担当者から回答を得た調査が、ストレスに過敏な労働者側の反応を裏づける。心の病が直近3年間に「増加傾向」と45.0%が回答し、2年前の前回調査の22.9%からほぼ倍増。心の病が最も多い年齢層は「10~20代」で、前回調査比14.9㌽増の43.9%と過去最高を更新しているように、若年層のメンタル不調者が急増している実態がみてとれた。
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