厚生労働省はこのほど、今春に卒業した高校生のハローワークでの求人倍率が3月末時点で3.49倍になったと発表した。1992年3月卒の3.34倍を上回り、調査開始以降の最高値を更新。上昇幅についても前年比0.60ポイント増と過去最大となり、高校生の採用難が急速に進む実態がみてとれた。
求職者数は少子化と進学希望者の増加で、同5.6%減の約12万7000人に減少。一方、求人数はコロナ禍からの反動で同13.9%増の約44万4000人と大幅に増えた。なお就職内定率は、同0.1ポイント増の99.3%と高止まりしている。