給与は年度改定が一般的だが、人手不足を背景に今夏も処遇改善の流れが継続している。
機械工具卸売のトラスコ中山(東京都港区)は7月1日、全従業員の基本給のベースアップを実施した。18~35歳で一律3万円、36~55歳で2~3万円、56歳以上で一律1万円と若年層ほど手厚くし、例えば30歳の総合職の主任で評価がBプラス、10歳未満の子ども2人の場合は年間63万円の増額となる。

初任給は大卒総合職で27万5千円、勤務地限定で物流業務専任の高卒ロジス職で20万円と順に3万円、3万1500円の引上げを実施。さらに住宅補助手当も、家賃高騰を鑑み全国一律で1万円増額し、改定後の支給額は東京本社勤務で月額9万円、大阪本社勤務で月額6万5千円となる。

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