
未来がインフレし、現在がデフレする。期待値だけで売上ゼロの赤字企業が、株式上場により時価総額が1兆円。世界を見渡せば特に稀な話ではなく、極端な資本主義・市場経済の一面でもある。
著者自ら経済学者の末席を汚す者と前置きし、経済学の専門書ではないと断言。曖昧な立ち位置から敢えて、この世界から「お金が絶滅」すると未来を大胆に予想する。
産業革命以降、世界の経済システムへと拡大した資本主義。人々の属性・行動履歴で変動する「一物多価化」や、やがてデータとアルゴリズムの融合による新経済システムが、従来の「お金」で測る価格体系を侵食する。さて資本主義はどこへ行きつくのか。
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