厚生労働省はこのほど、2023年労働災害発生状況を公表した。新型コロナ罹患を除き、死亡者数が前年比19人減の755人と過去最少を更新する一方で、休業4日以上の死傷者数は同3016人増の13万5371人と3年連続で増加している。
死傷者数が1万人を超える業種は、「製造業」が2万7194人、「商業」が2万1673人、「保健衛生業」が1万8786人、「陸上貨物運送事業」が1万6215人、「建設業」が1万4414人の順で多く、前年から順位に変動はない。増減幅をみると、「陸上貨物運送事業」が同365人減、「建設業」が同125人減、「商業」が同29人減と改善。一方、「保健衛生業」は同1549人増、「製造業」は同500人増と悪化するなど明暗が分かれた。
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