組合員7年ぶり減、パートは初の減少

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2021年6月末時点の労働組合員数が前年比3.8万人減の1007.8万人と7年ぶりに減少したことが、厚生労働省の労働組合基礎調査でわかった。推定組織率も雇用者数が同51万人増と増加したことで、同0.2ポイント減の16.9%と2年ぶりに低下している。

女性の組合員については、同3.4万人増の347.0万人と引き続き増加した。これに対して、新型コロナウイルスの影響で雇止めが頻発したパート労働者の組合員は、同1.2万人減の136.3万人と初めて減少に転じるなど組織化の鈍化を改めて浮き彫りにした。

雇用者数、労働組合員数及び推定組織率の推移(単一労働組合)(厚生労働省「令和3年労働組合基礎調査」から)