精神障害の労災認定の基準に関する専門検討会はこのほど、 2011年12月の策定以降初めてとなる認定基準の抜本的な見直しに向けて議論を再開した。
前回までの議論で、 具体的出来事などへの 「パワーハラスメント」 の追加、 現行の認定基準に沿った複数業務要因災害の業務上外の判断など、 認定基準の修正に繋げてきた。 今回からの議論では審査の効率化・迅速化を念頭に、 最新の医学的知見や裁判例、 支給決定事例などを踏まえて検証し、 認定基準全般の見直しに着手する。
厚生労働省からは 「業務による心理的負荷評価表」 をはじめ、 「認定要件」「対象疾病」 「自殺の取扱い」 「業務以外の心理的負荷および個体的要因」 などが論点としてあげられている。