最低賃金 目安制度見直しで対立 労側がランク「3区分」提案

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目安制度の在り方に関する全員協議会での議論が、大詰めを迎えている。2月8日の協議会でもランク制度をめぐり、労働者側委員が「3区分」に見直すべきと主張するなど意見が対立。各都道府県のランクの振り分けについても、広範囲な入れ替えが行われる可能性が高く、今年度内の意見集約に向けて調整が続く。

■入替え広範囲の可能性

現行のランク制度は、賃金動向などの指標を指数化した総合指数(表)を用い、都道府県をA~Dの4ランクに区分する。

制度見直しの議論で最も隔たりが大きいのは、ランクの区分数だ。労側は、「金額に4つの濃淡を付けてしまっている」などと、構造的な問題を指摘。「ランク数を減らすことが、拡大する地域間格差の是正の第一歩に繋がる」として、具体的に3ランクに改めるよう求めている。

各都道府県の現行ランク、最低賃金額、総合指数

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