全尼崎市民の個人情報が入ったUSBメモリーを委託先の関係会社の社員が一時紛失した問題で、リモートワークや持ち帰り残業をすることに襟を正した者も少なくない。
紛失防止サービスを展開するMAMORIOが男女200人のリモートワーク経験者に実施した調査によると、52.2%がリモートワーク中に業務に関する物品の置き忘れ・紛失を経験。うち7.4%が紛失物を「発見できなかった」と回答したほか、紛失事故を会社へ報告したのはわずか13%にとどまっている。
ビズリーチによると、今年1~3月時点の同社転職サイトに掲載した「勤務地を問わない新規求人数」が、2019年10~12月時点に比べて11.3倍に増加。情報の紛失・漏洩などの危険性がつきまとうリモートワークがコロナ禍で急速に定着したことは確かで、事業継続を優先するあまりにセキュリティ対策が疎かになるなど企業のガバナンス低下の可能性を示した。
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