■業務効率化、生産性向上、残業削減狙い
連続休暇や長期休暇の導入をはじめ、週休3日制、時短、休暇新設などの「休み方改革」に、多くの企業が知恵を絞っているようだ。
HRテック事業のプレックス(東京都中央区)は4月24日、心身のリフレッシュと自己成長の機会を提供するために、新たに「リフレッシュバケーション制度」を導入したと発表した。採用プラットフォーム本部所属の勤続2年以上の社員に対し、土日を含み14日間の連続休暇となるように、平日10日分の有給休暇を付与。海外・国内旅行、趣味、学び直し、家族との時間の充実など過ごし方は自由で、会社から15万円の特別手当も支給する。

インターネットで運送サポートサービスを提供するドラEVER(東京都港区)は4月14日、年間休日128日をより有効に活用できる新たな休暇制度「オセロ休暇」を導入したと発表した。具体的には、火曜日と木曜日が祝日の場合に、土日の休みに挟まれた月曜日または金曜日を、オセロゲームのように会社支給の休暇として付与。4連休を増加させることにより、業務効率・生産性向上だけでなく、社員各人のプライベートの充実を図る。

丸井グループ(東京都中野区)は4月10日、勤続3年以上の社員を対象に無給だが、過去3年間分の失効した年次有給休暇の充当を可能とした2つのコースからなる「ステップ休職」制度を導入すると発表した。まず自身の成長やチャレンジに繋がることに対し、6カ月の休職を認める「キャリアの見つめ直し・『好き』の探求コース」を新設。他方で、従前までの自己啓発休職を発展させた「自己啓発コース」については、休職期間を2年間から2年6カ月間へと延長した上で、MBAなどの専門職学位を取得する場合に受講費の一部の補助も開始する。

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