共働き家庭などの小学生を放課後に預かる放課後児童クラブについて、2021年の登録児童数が前年比3万7267人増の134万8275人で過去最多となったことが厚生労働省の調べでわかった。クラブ数も同300カ所増の2万6925カ所となり、同じく最多を更新している。
一方、利用できなかった児童、いわゆる待機児童数は同2579人減の1万3416人と2年連続で減少。学年別では、3786人の「4年生」、3364人の「3年生」、2009人の「1年生」の順で多くなったが、同1101人減と大幅減となった「5年生」をはじめ4つの学年で減少した。
都道府県別にみると、東京都が3361人、埼玉県が1230人と4桁を記録。都市部で多くなる傾向に変化はみられないが、新潟と福井の2県で待機児童ゼロを達成している。