厚生労働省は、2020年度に石綿ばく露作業で労災認定などを受けた労働者が所属していた910カ所の事業場情報を公表した。
建設業の事業場が511カ所、それ以外の事業場が399カ所。新規公表事業場は668カ所で、建設事業場の新規公表は448カ所だった。05年7月の第1回公表以来、公表事業場は延べ1万6034カ所に達している。
情報提供しているのは、事業場名・所在地のほか、石綿ばく露作業状況、取扱い期間、労災保険法および石綿救済法の支給決定件数など。なお都道府県労働局や労働基準監督署では随時、相談などを受け付けている。