誰もが楽しめる展示 さわる意味問い直す

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■広瀬浩二郎さん(国立民族学博物館准教授) おんな流 おとこ流~仕事を訪ねて~(45)

特別展の会場で、「さわる写真」を鑑賞する広瀬さん

 新型コロナウイルス感染拡大により、 密閉・密集・密接の 「3密」 が避けられ、 人と人との 「触れあい」 が敬遠される現状に一石を投じるユニークな特別展が、 大阪府吹田市の国立民族学博物館(みんぱく) で開かれた。
 題して 「ユニバーサル・ミュージアム―さわる!触の大博覧会」 。「風景にさわる」 「歴史にさわる」 「音にさわる」 など6つのセクションに分かれた会場には、50人の作家によるさわって体感できる作品約280点を展示。 博物館や美術館でよく目にする 「作品に手を触れないでください」 という 「但し書き」 がなく、 作品を思う存分、 さわって味わうことができる。(井澤宏明)

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