ガソリン車から電気自動車(EV)へ。世界の潮流はEVシフトへと爆発的に加速しているという。
2022年は「EV普及元年」と呼ばれていたが、日本市場における新車販売台数に占めるEVの割合は2%未満であった。
エコカーとしてHV・PHEVが先行し、国内では広く普及してきた。本書は国内自動車メーカーの現状を周回遅れと指摘した上で、完全なるEVに特化するにあたって、バッテリーや急速充電インフラといった普及に向けた多くの問題を提起する。
日本初のEV専門ジャーナリストを標榜する若い著者が、9年前に初購入した自動車が既にEVだったという事実に時代の覚醒すら感じる。