リクルートが発表した2022年10~12月期の転職時の賃金の変動状況によると、「前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者の割合」は33.4%となった。2年前の20年10~12月期の26.4%、1年前の21年10~12月期の31.5%からさらに上昇して最高値を更新している。
主な職種をみると、「IT系エンジニア」が前年比3.5ポイント増の39.7%、「営業職」が同2.8ポイント増の32.3%、「機械・電気・化学エンジニア」が同3.7ポイント増の28.9%と上昇。一方で、「事務系専門職」が同水準の31.4%にとどまったほか、「接客・販売・店長・コールセンター」が同2.5ポイント減の38.6%へと低下している。