コロナ対策社会は終るのか(深沢孝之)

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新・働く人の心と体の心理学 第54回 著者:深沢孝之

ようやく政府は新型コロナウイルスを指定感染症の2類相当から5類に落とすことを決めてきました。最初の報道では4月1日からだったと思いますが、なぜか5月8日になりました。私は5類どころか指定そのものから外してもよいと思いますし、同じ意見の専門家も多いようです。

5類下げに応じて、このマスク社会も変わるでしょうか。おそらく5月8日を境にして、マスク着用率は減るでしょう。それでも、ある程度の割合の人は着け続けるだろうと思います。

どんな状況でも、感染を恐れる人は常にいるでしょうし、季節柄花粉症の人はマスクが必要です。それは仕方ありません。何より、この3年間で他人に自分の顔をさらさないことの安心感を多くの人が体感してしまったために、マスクを着け続ける人が多いと思われます。特に思春期、青年期の若者は他者からの視線や評価に敏感ですから、マスク着用を手放さないかもしれません。

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