東日本大震災を契機に広まり、コロナ禍の2020年、日経MJヒット商品番付では大関に選出されるほど『応援消費』は一般化した。被災地の復興支援、推しアイドルのグッズ購入、ふるさと納税など、新たなお金の使い方として注目される。
本書は経済経営学部教授の著者が専門とするマーケティング理論から分析。ふるさと納税と返礼品における、贈与と交換の強い結びつきと活性化を解説。
昨今の中心的話題であるSDGsから、倫理的な消費と利他的な消費行動の増加や、不買運動(ボイコット)から消費行動で応援(バイコット)する世界へ。
社会を動かす力は、最後は『人』であると断言する。