【新刊紹介】『ストレス脳』アンデシュ・ハンセン 著

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『ストレス脳』アンデシュ・ハンセン 著/新潮社/新書判256頁/2022年7月/定価1100円(税込)

昨年一番売れた本である『スマホ脳』シリーズ。スウェーデンの著名な精神科医が執筆した本書の原題を翻訳すると「うつ状態にある脳」だ。

まず子孫である現代人に「我々の祖先は一人としてこの世に子を生み出す前に死ぬ者はいなかった」事実を強調し、死産・感染症・飢餓・事故など幾多のサバイバルを耐え忍んできた脳の最優先事項は、生存と種の保存にあり、幸福を感じるためではないと刺激的な文言を放つ。

不安は進化の遺産であり、健全証拠であると指摘。不安・ストレスの予防や対処法、その意外な処方箋は「運動」だと説く。

快適に暮らせるようになった現代人の、増加傾向にある精神的な不調の根源を脳や生物的見地から考察する。