「人生百年時代」が定着した感もある。定年後の人生は殊のほか長く生涯現役としての活動を皆が求められている。
中高年になり転身(キャリアチェンジ)した人々を対象に、アスリート、タレントなどの著名人、一般人への取材も含め多くの事例を紹介、著者自身の転身も披露する。
転身を求める人にはある種の欠乏感・不足感からそれを埋めたい欲求があり、中高年会社員も「世間に役立ちたい」「成長を感じたい」など同様の欲求が存在する。転身者の特徴は行動にある。
行動し課題を探し対応、しかし動ける人は少数派だ。正しく自分の欲求を意識し行動すれば新たな出会いが訪れやすくなるという。直感的だが計算もある。これぞ「転身力」。