大学は就活予備校化?

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■連載:人事考現学(著者:山本圭子)

先日、大学のキャリアセンター主宰のゼミナール別のオンライン就職活動(就活)セミナーに参加した。対象はゼミの3年生で、内容はインターンシップ準備講座。コロナ禍の就活の実情も知ることができた。

いまや、大学生は1・2年生から就活セミナーを受講し、就活に前のめりで大学が就活予備校化している。3年の夏までにインターンシップに参加できるか否かが就活の最初の山場になる。

そもそもインターンシップは、キャリア教育、採用後の早期離職と言ったミスマッチを防止する趣旨と、企業の自社PRというところから始まった。そして、これまで、国はインターンシップは採用に直結させない、青田買いは許さないという「建前」を強調してきたが、もはや維持できなくなった。実際、インターンシップの実質は早期選考となっており、参加者にはリクルーターが付いたり早期選考につながるなど優遇措置は行われてきた。学生側も、インターンシップで企業風土等を感じ、応募をためらったり、志望度を高めたりしている。

令和4年6月13日に、文部科学省・厚生労働省・経済産業省は、令和4年6月、「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」の改訂版を発表した。これは、日本経営者団体連合会(経団連)と国公私立大学のトップから成る「採用と大学教育の未来に関する産学協議会」(略称:産学協議会)の「産学協働による自律的なキャリア形成の推進」を踏襲したものである。現在の大学2年生から適用されるという。

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