夫の小遣い3万3435円と3年ぶり増加 物価高が家計を直撃、28.7%が「収入減」

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2022年月平均の小遣い額について、男性が前年比1374円増の3万3435円だったことが、明治安田生命が3月末に1620人から回答を得た「家計」に関するアンケート調査でわかった。

男性の小遣いは3年ぶりに増加に転じたが、コロナ禍前の19年の3万7774円を下回った。一方、女性の小遣いは同327円増の2万1154円と微増ながら3年連続で増加しており、コロナの影響が男性より小さいことがみてとれた。

物価高の家計への影響については、87.7%が「ある」と回答。影響がある費目としては「食費」が43.2%で最も高く、以下、30.6%の「ガソリン代」、23.2%の「光熱費・水道代」の順で続いた。

また前年と比べた年収の変化を尋ねると、「減った」は28.7%となり、10.5%の「増えた」を3倍弱上回っている。

収入減の理由としては、36.3%の「企業業績等で給料が減ったため」、19.6%の「出勤日数が減ったため」、16.6%の「(在宅勤務等により)残業代が減ったため」の順で高かった。