みどりの窓口が減っていく

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■連載:人事考現学(著者:山本圭子)

通勤電車に春のダイヤ改正を知らせる中吊り広告が下がっていた。以前であれば、時刻表を買いに行かねばと思うところだが、いまや、スマートフォンの乗換案内アプリに近々反映されるだろうと思うだけで、書店に足は向かない。

この春、JRの駅で、「みどりの窓口閉鎖」のお知らせポスターを見かけ、一抹のさみしさを感じている。7割減らしたらしい。JR東日本系のびゅうプラザもあちこちにあったのだが、2月末でなくなり、主要駅の「駅たびコンシェルジュ」に集約された。

私自身は、最後にみどりの窓口を利用して何年経つだろう。コロナ禍で出張がほとんどないし、旅行にも行けない。指定席券をスマートフォンで予約できるようになり、チケットレスサービスとなってからは、窓口を利用した記憶はほぼない。車窓からの富士山を偏愛し新幹線だけは「富士山側の窓側」と指定して窓口で買っていたが、自販機やスマホアプリに列車の進行方向が表示されるようになってからは、窓口で買っていない。

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