国際化と多言語

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■連載:人事考現学(著者:山本圭子)

2月上旬の採点締め切りをなんとかクリアしたと思いきや、今度はシラバス(学習支援計画書)の締め切りラッシュ。文部科学省は各大学に対して、すべての授業科目についてシラバスを作成し、公開するように求めている。

シラバスは、ほとんどの大学がウェブ上での入稿と公開となっている。たいがい、昨年のシラバスを呼び出してコピペして、修正を要する箇所のみを直して済ませるのが常だ。入稿した後は、教授会メンバーの第三者チェックがあって、「修正の必要はありません」と連絡が来ると安堵するが、今年は「要修正」のご指摘をいただいた。

シラバスはまず日本語で作成するのだが、概要については数年前から英語でも記入が求められてきた。ところが、来年度から、学習到達目標と成績判定基準も英語での記載が求められるようになっていて、(説明書きをよく読まない私が悪いのだが)英語での記入欄が増えているのを見落としていた。大学によっては、機械翻訳機能があったり、ネイティブチェックを入れてくれるところもある。

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