2021年賃金は男性が減少、女性は増加

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厚生労働省は3月25日、6月分の所定内給与を集計した2021年の賃金構造基本統計調査結果を発表した。

10人以上規模の民営事業所で働く一般労働者の平均賃金は、男性が前年比0.5%減の33万7200円に低下したのに対し、女性が同0.7%増の25万3600円と上昇。男性を100とした女性の賃金は同0.9㌽増の75.2に上昇しており、男女間賃金格差は過去最小を更新した。男性の賃金は、「中企業の正社員」が同1.1㌽減、「小企業の正社員以外」が同0.7㌽減と低下幅が大きくなった。

一方、短時間労働者の1時間あたりの平均賃金については男性が同1.6%減の1631円、女性が同2.3%減の1290円とともに減少している。