週休３日制の導入 給与減なら反対６割

■収入減でも｢利用したい｣21.５％

自動車部品製造などを手がけるソミックマネージメントホールディングス（静岡県浜松市）は４月１日に、グループ内の事業会社を対象に「選択的週休３日制」を導入した。休日の定めを１カ月ごとに変動させた上で、基本給や諸手当、賞与を８割支給とする一方、退職金は減額しない仕組みとして制度化している。

週休３日制に特化した求人ポータルを運営するのは、その名もすばり、週休３日（静岡県浜松市）だ。例えば、クオ・ライフ・ナカヤが経営するリョウセイ堂薬局（山梨県南都留郡）は採用に苦戦していたが、同社のポータルで週休３日の正社員を募集したところ、１日多い休みを「クライミング」に充てたいという首都圏の新卒薬学生の内定出しに成功している。

政府方針として明確化したことで注目度が高まる週休３日制だが、労働者の反応は必ずしも歓迎ムード一色ではない。