2021年10月末時点の外国人労働者数が前年比0.2%増の172万7221人と過去最多を更新したことが、厚生労働省の外国人雇用状況届出の集計でわかった。9年連続で増加したが、上昇幅は19年10月の同13.6%増、20年10月の同4.8%増からさらに縮小した。
国籍別では「ベトナム」が同2.1%増の45万3344人、在留資格別では「身分に基づく在留資格」が同6.2%増の58万328人で引き続き最多となった。また19年4月創設の「特定技能」は14分野合計で2万9592人となり、前年の7262人から大幅に増加している。
一方、「中国」が同5.3%減となったほか、「留学」が同12.7%減、「技能実習」が同12.6%減と2桁減となるなど、 新型コロナウイルスの影響の大きさを改めて浮き彫りにした。