倒産は57年ぶりの低水準 飲食コロナ破たん449件と突出

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■21年全国企業倒産

2021年1年間の負債総額1千万円以上の全国企業倒産件数が6030件と2年連続で減少したことが、東京商工リサーチの調査でわかった。前年比1434件減、率にして22.4%低下して1990年以来の6千件台を記録。1964年の4212件に次ぐ57年ぶりの低水準となり、新型コロナウイルス関連の支援策が功を奏した格好だ。

産業別にみると、10産業のうち「運輸業」が同5.2%増と唯一増加したものの、残った9産業は減少。このうち「サービス業他」を除く8産業は、直近30年間の最少を更新した。特に「農・林・漁・鉱業」が同49.5%減、「小売業」が同30.7%減、「金融・保険業」が同23.3%減と低下幅が大きくなった。

また地区別では、11年ぶりに9地区全てが減少して、直近30年間の最少となった。低下幅は「東北」が同32.3%減が最も大きいが、最も小さい「関東」も同18.2%減と2桁減を記録した。

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